子育てラボ 絵本

子どもの心を温める、冬に読みたい絵本おすすめ10選

2024-02-26

冬の訪れと共に、街は白銀の世界へと変わります。

窓の外を見ると、子どもたちが雪だるまを作ったり、雪合戦を楽しんだり。

そんな冬の日、お家の中で子どもたちと一緒に過ごす時間は、とても貴重ですよね。

ふわふわの毛布にくるまりながら、お子さんと一緒に絵本を読む…その一瞬一瞬が、暖かな思い出として心に刻まれていきます。

今回は、そんな冬にぴったりの絵本をご紹介します。

小さな手がページをめくるたびに、子どもの目がキラキラと輝き、新しい発見に心躍る。
読み聞かせのひとときが、子どもの想像力を育み、季節の移ろいを感じさせてくれる。

冬の絵本を通じて、親子の絆をより一層深めてみませんか?読み聞かせがもたらす温もりと喜びを、この記事で感じてください。

1. 冬を感じる絵本の選び方:年齢別ガイド

冬の訪れと共に、家族で過ごす時間が増えますよね。
そんな時、子どもたちにとって絵本は最高の友達になり得ます。

でも、たくさんある絵本の中から、どれを選んだらいいか迷うママやパパも多いはず。
特に、季節感を感じさせる絵本を選ぶことで、子どもたちに冬の魔法を感じてもらうことができるんですよ。

今回は、年齢に合わせた「冬を感じる絵本」の選び方をお伝えします。

乳児向けにはカラフルでシンプルな物語、幼児向けには少し物語が複雑で冒険や友情が描かれた絵本を選ぶのがポイントです。
さあ、この冬、子どもたちにとって一生の宝物となる絵本を見つけましょう。

1-1. 乳児にはどんな絵本がいいの?

乳児期の子どもたちは、色や形に特に敏感です。
この時期におすすめしたいのは、鮮やかな色彩と大きくシンプルなイラストが特徴の絵本です。

乳児向けの絵本は、子どもたちが色の認識や形を識別するのを助け、同時に言葉のリズムや音の響きを楽しむきっかけを提供します。


例えば、冬の景色を大胆に描いた絵本や、動物たちの冬の生活を優しいタッチで描いた物語などは、視覚的にも楽しみながら、冬の季節感を感じることができますよ。

絵本を選ぶ際は、シンプルながらも豊かな色使いをした絵本を選ぶことを心掛けましょう。

ぐりとぐらのおきゃくさま

作:なかがわりえこ
出版社:童心社
価格:¥1100

サンタと一緒にクリスマスを過ごそう! ぐりとぐらシリーズから、冬とクリスマスをテーマにした作品です。
雪の中、ぐりとぐらが見つけた不思議な足あとをたどると、そこにはサンタクロースが!
温かいケーキを囲みながら過ごす、心温まるクリスマスの物語です​​。

ペネロペ ゆきあそびをする

作:アン・グットマン
出版社:岩崎書店
価格:¥2310

雪で楽しむペネロペの冒険!
冒険好きなペネロペが今度は雪の世界へ!
雪だるまやかまくら作りにチャレンジするペネロペ。

子どもたちにとっても新鮮な雪遊びの体験が、ペネロペの目を通して楽しく描かれています。
雪のふわふわとした感触や寒さを乗り越える暖かさも感じられる、冬の日の遊び心満載の絵本です。

きらきら

作:谷川俊太郎、吉田六郎
出版社:アリス館
価格:¥1320

冬の魔法の結晶 夜空の星々がきらきらと輝くように、森の中の小さな出来事が子どもたちの心に輝きを与える物語。

森の動物たちが織り成す、ちょっとした日常の奇跡を、穏やかで温かなタッチで描き出します。
星空の下、森の住人たちが見せる優しいふれあいが、心に優しいきらめきをもたらします。

てぶくろ

作:いもと ようこ
出版社:講談社
価格:¥1540

心温まる雪の日の物語 失くした片方の手袋を探す、小さな子ウサギの冒険を描いた物語。
途中で出会ういろいろな動物たちとの心温まる交流が印象的です。

手袋を通じて繋がる絆と、助け合いの大切さが子どもたちの心に優しく響く、温かみのある絵本。
最後はほっこりとした気持ちにさせてくれる、冬にぴったりの一冊です。

1-2. 幼児への読み聞かせ、何を選ぶ?

幼児期になると、子どもたちは少し複雑なストーリーやキャラクターにも興味を持ちはじめます。


この時期におすすめするのは、冒険や友情といったテーマを含んだ絵本です。


冬の冒険を描いた絵本や、雪の日の友情物語などは、子どもたちの想像力を刺激し、共感力や語彙力の発達にもつながります。
キャラクターに感情を投影することで、喜びや悲しみ、友情の大切さを自然と学ぶことができるんです。


読み聞かせをする際には、ストーリーに合わせて声のトーンを変えるなど、演出を加えると、さらに物語に引き込まれますよ。
冬ならではの絵本を通して、子どもたちの心に温かい想像の火を灯しましょう。

ゆきのひのうさこちゃん

作:ディック・ブルーナ
出版社:福音館書店
価格:¥880

雪の日の小さな冒険。
おうさこちゃんが雪の中で友達と遊ぶ様子が、キラキラとした雪の結晶のように描かれています。

冬の寒さも忘れさせるほどの、仲間との温かいひと時を過ごすストーリー。
読むたびに子どもたちの中にも冒険への夢と希望が広がるはずです。

もうすぐおしょうがつ

作:西村繁男
出版社:福音館書店
価格:¥972

家族で迎える新年の準備を楽しもう! お正月を迎える準備をする家族の物語です。

大掃除やお餅つき、おせち料理の準備など、年末年始の日本の風習が色鮮やかに描かれています。
親戚が集まる温かいシーンは、どこか懐かしくも新鮮な気持ちにさせてくれるでしょう​​。

おでんのおうさま

作:阿川佐和子
出版社:ほるぷ出版
価格:¥1200

冬の夜長にピッタリ!家族で楽しむおでんの物語。
おでんをテーマにしたユニークな絵本。

おでんの具材たちが主役となり、誰がおでんの王様かをめぐって繰り広げられる物語です。
読み聞かせながら、冬の夜におでんを囲む家族の団欒を想像させます​​。

あけましておめでとう

作:中川ひろたか、村上康成
出版社:童心社
価格:¥1404

新年のはじまりを楽しく伝える 日本のお正月文化を、やさしい言葉とかわいらしいイラストで伝える絵本。

初詣やおせち、たこあげなど、お正月の楽しみ方を紹介しています。

14ひきのさむいふゆ

作:いわむらかずお
出版社:童心社
価格:¥1430

家族で冬を楽しむぬくもりの物語 雪に覆われた森の中、ねずみの家族が冬の楽しみ方を見つける物語。

部屋の中のぬくもりや外でのそり遊びを描いた、冬の魅力が詰まった絵本です。

てぶくろ

作:ウクライナ民話(翻訳:内田莉莎子)
出版社:福音館書店
価格:¥1100

雪の中の暖かい出会い 雪の上に落ちた手袋を見つけた動物たちが繰り広げる物語。
共有と友情の大切さを伝えます。

2. 読み聞かせの効果とは:冬の絵本が子どもに与える影響

読み聞かせには子どもの想像力や言語能力、さらには感情の発達を促す驚くべき効果があるのです。
特に冬の絵本は、その独特の風景や物語を通じて、子どもの心に深い印象を残し、ポジティブな影響を与えます。


読み聞かせがどのように子どもたちの成長に役立つのか、その秘密に迫ってみましょう。

2-1. 読み聞かせで育む想像力

読み聞かせが子どもの想像力をどのように育むのか…。
冬の絵本に描かれる鮮やかな雪景色や、動物たちの冒険物語は、子どもたちの心に強烈なビジュアルイメージを植え付けます。

これらのイメージは、子どもたちが自分だけの物語を想像するきっかけとなり、創造力の扉を大きく開けるのです。

冬にちなんだ絵本を読むことで、子どもたちは雪だるまを作る楽しさや、冬の夜空に輝く星々の美しさを想像し、それを自分の遊びや絵に表現するようになります。

このように、読み聞かせは子どもたちの想像の翼を広げ、創造力を豊かにする素晴らしいツールなんです。

2-2. 絵本から学ぶ季節の変わり目

季節の変わり目を描いた絵本は、子どもたちに時間の流れや自然のリズムを教えてくれます。
特に冬の絵本は、雪が降り始める不思議や、動物たちが冬眠に入る様子を通じて、季節感を感じさせます。

これらの物語は、子どもたちが一年の中でどのように季節が変わっていくのか、そしてそれに伴う自然界の変化を理解するのに大いに役立ちます。

冬がテーマの絵本を読むことで、子どもたちは雪の日の楽しみ方だけでなく、冬が生き物たちにとってどのような意味を持つのかも学びます。

このように、絵本は季節の変わり目を理解し、自然とのつながりを感じるための素晴らしい教材なのです。

まとめ

子どもたちにとって絵本は、ただの読み物以上の価値を持ちます。

特に冬に関連する絵本は、寒い季節を家族と共に温かく過ごすための大切なツールとなり得ます。

乳児向けには色彩豊かでシンプルなストーリーの絵本が適しており、幼児には友情や冒険を扱ったやや複雑な絵本が想像力を育みます。

読み聞かせは、子どもの言語能力や感情の発達に寄与し、冬の絵本は季節の変化を学ぶ上で特に効果的です。

お子さんとの絵本タイムをぜひ楽しんでください!

まとめ

  • 絵本選びは子どもの年齢に合わせて。
  • 読み聞かせは想像力と言語能力を同時に伸ばす。
  • 季節を感じる絵本は教育にも効果的。
  • 冬の絵本は親子の絆を深めるための絶好の機会。
  • 季節の変わり目を描いた絵本は、子どもたちの感受性を豊かにする。

-子育てラボ, 絵本